「一生懸命練習しているのに、全然ゴルフが上手くならない…」と悩んでいませんか? 実は、正しいやり方を知らないまま練習を続けても、ゴルフの上達には膨大な時間がかかってしまいます。
男性誌「LEON」の元総編集長であり、「ちょいワルオヤジ」のブームを牽引した西園寺薫氏は、かつては170ヤードのパー3でボールが半分しか飛ばず、佐久間氏に「なんだこいつ(ド下手だ)」と思われるほどの腕前でした。しかし、佐久間氏が提唱する「Sメソッドゴルフ」に出会い、わずか2年半でパープレー(72)を達成する驚異的な上達を遂げました。
本記事では、西園寺氏がいかにして短期間でパープレーヤーになれたのか、その「効率の良い上達法」や、Sメソッドの核となる「クラブの軌道とフェースの向き」、そしてスコアメイクの鍵となるコースマネジメントについて解説します。
スイングは「直す」のではなく「変える」もの
やり方が間違っていれば結果は出ない
多くのアマチュアゴルファーは、ミスショットが出ると「自分のスイングのどこがおかしいのだろう」と悩み、一生懸命にスイングを「修正」しようとします。しかし、Sメソッドでは「スイングは直すものではなく、変える(やり方を変える)もの」と考えます。
正しいと信じたやり方で努力しても結果が出ないのであれば、そのやり方が間違っているということです。間違ったやり方でいくら練習しても、上達しないどころかノイローゼになってしまいます。西園寺氏も最初は悩み抜き、行き場を失って佐久間氏に辿り着き「一気に全部やり方を変えればいい」という教えに従って飛躍的な上達を果たしました。
服や車と同じ!正しいやり方を取り入れるだけ
ゴルフの上達は、洋服や車に例えることができます。 動画内では「ゼニサル」という新しいゴルフウェアブランドが紹介されていましたが、かっこいい服を着ればその人がかっこよく見えるように、かっこいい車に乗ればそれだけでサマになるものです。「その人自身が上手いか下手か」ではなく「正しい(上手くいく)やり方を取り入れれば、自然と上手くなれる」というのがSメソッドの根幹です。
弾道をコントロールするのは「軌道」と「フェースの向き」だけ
インパクトの「1万分の5秒」「2cm」に全てが詰まっている
ボールが引っかかる、あるいは右に曲がってしまう原理は非常にシンプルです。究極的には「クラブヘッドの軌道」と「フェースの向き」の2つ以外に原因はありません。
インパクトの瞬間、ボールがフェースに潰れてくっついている時間はわずか「1万分の5秒」、距離にして「約2cm」と言われています。この一瞬のボールの潰れ方によって、打ち出し方向や曲がり方が全て決まります。 ボールが左に真っ直ぐ飛び出すなら「軌道がアウトサイドインになっている」、左に曲がるなら「軌道は真っ直ぐでもフェースが左を向いている」というように、飛んだボールから仮説を立て、その2つのうちのどちらかを調整すれば良いのです。
スライスは「スライスを打つ動き」をしているから出る
「何発打ってもスライスしか出ない」と悩む人がいますが、それは単純に「スライスしか出ないクラブの使い方(打ち方)」をしているからです。例えば、左手でグリップエンドをぐっと引っ張るような動きをすれば、フェースは開いてスライスになります。
Sメソッドでは、クラブヘッドをコントロールするために、手元側(指)にどういう力を入れればクラブがどう動くのかを理解します。この原理さえ分かれば、長年スライスに悩んでいた人でも、わずか5分(1球)でフックボールを打てるように変わります。
プロの「体の動き」をコピーしても意味がない
西園寺氏も、最初は佐久間氏の動画を撮ってスイング(体の動き)を完全コピーしようとしていました。しかし、体の動きをいくら似せようとしても、人それぞれ体型は異なります。動きが同じように見えても、肝心のクラブヘッドの位置がズレていればフェースの向きも変わり、思い通りの球は打てません。 「結果的にこういう動きになる」という体の連鎖性だけを真似ようとするのではなく、「どう当てるか(軌道とフェースの向き)」だけに集中することが、効率的な上達の秘訣です。
2年半でパープレーを達成した西園寺氏のコース戦略
ドライバーは飛距離よりも「フェアウェイにいること」
西園寺氏は、ドライバーで凄い迫力のボールを飛ばすわけではありません。しかし、ティーショットは「いつもフェアウェイにいる」状態を作ります。 ラフに入れば、思い通りのショットは難しくなります。林の中に打ち込んで木の間を抜くようなトラブルショットは極めて困難です。だからこそ、飛距離よりも確実にフェアウェイに置くマネジメントが重要になります。
セカンドショットは「アプローチしやすい手前」へ
届かない距離のパー4などでは、無理にグリーンを狙わず、セカンドショットを「グリーンの手前(アプローチがしやすいエリア)」に確実にレイアップします。 フェアウェイウッドなどの長いクラブは、アイアンのように振ってボールの重さで止めるのではなく「どう当てるか」を考えれば、グリーン周りまでボールを運ぶことができます。そこからアプローチで寄せてパーを拾うのが、大半のゴルフ場の設計に対応できるプレースタイルです。
パーオン率よりも重要な「アプローチ」の技術
西園寺氏は「パーオン率を上げることに必死」と語りますが、実際のパープレー(72)のラウンドでは、パーオンは12回程度と言われています。残りの6回はグリーンを外し、そこからアプローチで寄せて、トータル29〜30パットで収めるのが一般的なパープレーヤーの内容です。 つまり、ワンパットで上がれる(寄せワンが取れる)ショートゲームの技術こそが、スコアメイクの要となります。
パターよりウェッジ!選択肢の広さがスコアを救う
グリーンをわずかに外した際、西園寺氏はパターではなくウェッジを多用します。 2段グリーンの違う段など、下手に遠くへオンしてしまえば「距離感の難しいロングパット」しか選択肢がなくなり、3パットの危険が高まります。しかし、グリーンを外してウェッジを持てば、「キャリーで落とす」「転がし上げる」など多彩なアプローチの選択肢が生まれ、ピンに寄せやすくなります。
アプローチの苦手意識がメンタルに悪影響を及ぼす
交感神経の高ぶりがミスを生む
アプローチに苦手意識があると「どうしても乗せなければいけない」というプレッシャーから交感神経が高ぶります。交感神経が優位になると、敵と戦う状態のように筋肉が硬く縮こまってしまい、結果としてトップやダフリといった致命的なミスが引き起こされます。
アプローチ(ウェッジのコントロールショット)を身につけることは、こうしたメンタル的な緊張を克服し、コースでリラックスしてプレーするためにも非常に重要です。
まとめ:正しいやり方を「知る」ことが上達の最短ルート
Sメソッドを知らない人は、「ゴルフが上手くなるには膨大な時間がかかる」と思い込んでいます。しかし、そこそこうまい人が陥りがちな「感覚」に頼るゴルフをやめ、クラブの物理的に正しい動き(軌道とフェースの向き)を知ろうとすれば、あっという間に上手くなることができます。
「体の動き」ではなく「クラブの当て方」を理解し、手前からのアプローチを活かす手堅いマネジメントを身につけること。それこそが、西園寺氏がわずか2年半でパープレーを達成した最大の理由なのです。現在、この全く新しい上達法をまとめた西園寺氏の著書も出版に向けて動いているとのことですので、ぜひSメソッドの「正しいやり方」を取り入れて、あなたも最短での上達を目指してください。



まだ公開されている質問はありません